4月15日(土)

 今日は、この辺りの春の祭礼です。
あいにく天気は朝から雨が降ったり曇ったり・・・・。

子供の頃、兄とまだよちよち歩きの小さな弟と一緒に
山車を引いたご褒美にもらえるお菓子をもらう為に
お祭りに行くのを楽しみにしていました。でも天気は朝から大雨。
私と兄はレインコートを着て出かける事になったのですが、小さな弟は
風邪をひいてしまうといけないのでお留守番。
母から留守番している弟の分もお菓子をもらってきて・・・っと言われ
「僕も行きた〜い!!」っと泣く弟を置いて兄と二人で出かけたのでした。
雨でずぶ濡れになって、いよいよお菓子をもらう時間になりました。
兄と私、自分達のお菓子はもらったものの弟の分をもらわなくてはいけません。
兄のお菓子を私のレインコートに隠し、兄がもう一度弟の分をもらう為に
お菓子を配っている列に並んだのでした。
その間、小心者の私は兄が2度もお菓子をもらう事が見つかってしまうのでは・・・
「2度も並んだらダメだ!」っと怒られるのでは・・・っと
遠くで兄を見守りながらレインコートの中の兄のお菓子をしっかり握りしめながら
心臓がドキドキ・・・そして雨で寒かった事もあってかブルブルと震えたのを
今でも忘れません。
兄は、無事に弟のお菓子をゲット!私達の帰りを待つ可愛い弟の元へと
兄と暗い夜道を走って帰ったのでした。
(何て感動的な兄弟愛!涙・・・・・!それが今では〜)
雨のお祭り・・・っと言うと、この時の記憶が今も鮮明に思い出されるのです。



今日はあいにくの雨につき、重要文化財の山車もレインコート姿で
街を練り歩いていました。