4月24日(月)

 「命のリード」

今日は、Cocoちゃんといつもとは違うコースのお散歩に出かけました。
蔵の街・半田の町興しのイベントで
古くからの建物・黒い壁の続くミツカン酢の工場のある運河沿いに
沢山の鯉のぼりが上がっているのです。
今日は、風が強いので元気よく泳いでいました。



Cocoちゃんも鯉のぼりと一緒にパチ!
Cocoちゃんのリードは最大3mほどの長さにも伸びる、伸縮性のリード。
私の手元のストッパーをかけたり放したりして長さを調節します。
人や車のいない所では、長く伸びて自由に走り回れます。




鯉のぼりのある運河沿いの歩道を歩き、
歩道がないところは堤防にCocoちゃんを乗せて落ちないようにリードを短く持ち
Cocoちゃんも高い場所なので自慢化になって歩いていたのでした。



一旦、Cocoちゃんを堤防から降ろしてミツカン本社の古い建物の写真を撮り
再び歩き始めたのでした。

そしてこのすぐ後に、Cocoちゃんの生死にかかわる恐ろしい事件が・・・・・。

歩き始めてすぐ、何を思ったのかCocoちゃんが突然、堤防の切れ目にある70cmほどの
木の壁をピョ〜ン!っとジャンプしたのです。



運河についた船が荷物を出し入れする為に堤防があけてあり
普段は、木がはめ込まれているのです。
勿論、この木の板の向こう側は川!

「きゃ〜!Cocoちゃ〜ん!何やってんの!!」
恐怖におののき大声をあげた私。
絶対、落ちた!!と思いました。
急いで覗き込むとリードにぶる下がり宙吊り状態になり
必死に壁にへばりついてもがくCocoちゃんの姿が・・・・。
Cocoちゃんの数センチ下は、運河の水面。
偶然、伸縮するリードのストッパーをかけた状態になっていたのです。
私はリードを引き上げようと必死!!
そう言えば先日、太って首輪がきつくなっていたので首輪の留め金を緩めたばり。
リードを引き上げながらも首輪が抜けてしまわないか・・・・っと
つぎの恐怖が私の頭をよぎったのでした。
画像にある向こう側を見てもお分かりのように
堤防の裏側には歩くような地面はなく、道から1m以上も下がった所に水面があるのです。
もしも落ちてしまって私が飛び込んでも掴むところもない。
「どうしよ〜!」っと辺りを見回してみたりもしました。

爪を立てて必死に登るCocoちゃんと必死でリードを引っ張る私。
何とかCocoちゃんを引っ張り上げたのでした。
落ちずに済んだ安堵感よりも怒りが込み上げてきて
「あんた!もう!何してるの!」
激怒しまくった私でした。
流石に犬のCocoちゃんも落ちてしまう恐怖でビックリしたようで
しばし動転していました。

リードのストッパーがかかっていなかったら大変な事になっていました。
明日の朝刊の地方版に
「運河に落ちた犬をミツカンの従業員が救出!」
という見出しになっていたかもしれません。
あ〜恐ろしい!思い出しただけでも恐怖です。
帰り道、「神様〜、ありがとうございました〜!」っと感謝しながら帰宅したのでした。

Cocoちゃんはどうしてあの板をジャンプしたのか・・・・・。
きっと、私が堤防に乗せて歩かせたので
自分がジャンプ出来そうな板の上も歩けると思ったのでしょう・・・。
Cocoちゃんの視線から見たら、川の水なんて見えないし
板の厚みがあるかないかなどは、見えませんものね。

家に帰って母に、一連の事件を報告すると
Cocoちゃんの首輪が抜けそうに思って、昨日の夕方
首輪の留め金の位置を少し閉めたとの事。
母が、首輪の留め金を絞めていなければ・・・・・
リードのストッパーがかかっていなければ・・・・
何とも恐ろしい事態になっていたのです。

帰り道、あまりに動揺しCocoちゃんのウンチを入れた袋を落としてきてしまいました。
拾った人、中を見てビックリしているかも・・・・・。
「ウン」チを落としたけど、「ウン」の強いCocoちゃんでした。